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校長の挨拶

一人ひとりに目をかけ、手をかけ、心をかける教育

フェリシア高等学校 校長 一之瀬 貴子

フェリシア高等学校 校長 一之瀬 貴子

本校は、1961年に 女子教育の大切さを強く感じ取られた敬虔なクリスチャンである百瀬泰男先生により、創設されました。今年度2024年4月1日をもって創立64年目を迎え、創立以来の伝統と、建学の精神を大切にしつつ一昨年度「鶴川高等学校」から「フェリシア高等学校」に校名変更いたしました。

「フェリシア」という校名には、込められた想いがございます。フェリシアというブルーやピンクの可愛らしい花があるのですが、花数が多く、次々と新しい花を咲かせることから「幸福」「恵まれている」という花言葉を持ちます。「恵み」という言葉は聖書の中にも繰り返し使われる大切な言葉です。神様は生徒一人ひとりを、無条件で受け入れて下さり、神様の「恵み」が次々と注がれております。次々とフェリシアの花の蕾が開花するように、希望と喜び、そして笑顔に満ち溢れる高校生活となりますように願っております。

本校の建学の精神の基幹である 「愛の教育」は、「徳育」という授業を通して、キリスト教の精神、すなわち自分を愛し、人を愛する愛の心を大切にし、人の心の痛みが分かる思いやりの精神 を体得することを目指しております。これは、決して宗教学や神学を学ぶことではありません。

また、本校の教育活動の特徴は、一人ひとりに目をかけ、手をかけ、心をかける教育であり、きめ細かな学習指導による基礎学力の向上です。一昨年度より1時間目は10時始まりとなり、9時始まりの0時間目を数学と英語の「学び直しの時間」とPC検定や金融リテラシー検定などの「検定対策講座」としました。ここでの「学び直しの時間」では、義務教育の学びまで立ち返ります。そして総合コースは外部大学・専門学校と、保育コースはフェリシアこども短期大学と連携し、関心ある分野への理解を深め、学ぶ目的を見つけ、自らの生き方を考えて主体的に進路を選択することができるよう図って参ります。

これからの長い人生を生きていく為の原動力・推進力となるものを体得させ、卒業させる教育方針をこれからも貫いて参ります。

 

フェリシア高等学校 校長 一之瀬 貴子